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経営者インタビュー②株式会社ブックダム 代表取締役 菊池大幹さん

読者の未来をめくる会社

そんなワードセンスに溢れたビジョンを語ってくださったのは、株式会社ブックダム代表取締役の菊池大幹さんです。 

出版業界が逆風にさらされている昨今の時代であっても、ブックダムが必要とされる秘密。

それは同業他社にはない、2つの”独自のプロセス”でした。 

今回は菊池大幹さんに、これまでの経歴や会社のミッション・ビジョンに加えて

思い悩んでいた菊池さんの人生を変えた運命の一冊についてもお聞きしました。

要注目です。 

ぜひ最後まで楽しんでご覧ください!

~菊池大幹さんの基本情報~

名前:菊池大幹(きくちだいき)さん 

役職:株式会社ブックダム 代表取締役(➡HP

生年月日:1985年7月14日 

出身地:栃木県大田原市 

各種SNS:TwitterFacebook

~インタビュー記事概要~ 

インタビュアー:株式会社マイビジョン 代表取締役CEO 玉田響 

菊池さんの略歴

玉田:では、本日はよろしくお願いします!

菊池さん:よろしくお願いします! 

玉田:まず初めに、菊池さんの略歴について教えていただけますか?

菊池さん:はい、まず私は新卒で「高橋書店」という出版社に入社を致しました。 

そこで7年間営業部で書店営業として従事しました。 

そして、高橋書店を退社し、広告代理店で3年間キャリアを積んだ後に、出版社時代の上司が独立を機に、「一緒にやらないか」と声をかけてくださったので、 出版社の創業に参画し、2年間そこで営業責任者を務めました。 

そしてブックダムを創業したのは、2019年12月になりまして、現在4期目に入っているといった状況です。 

玉田:ありがとうございます。先ほど高橋書店でお仕事をされていた時に、営業部に勤められていたということだったんですが、出版社の営業ってどのようなことをされるんですか? 

菊池さん:そうですね、簡単に言うと自社商品を交えた売り場の提案を行い、実際に展開いただいた商品の売上で書店様および自社に対し貢献していく仕事です。

書店様の課題解決につながるための情報提供や売場に関する相談など継続的なコミュニケーションを交えながら、双方の信頼関係を築いていきます。

玉田:なるほど、出版社の営業はそんな感じなんですね。

例えば、ここに自社の本を置けたらいいなと思う位置に、既に他社の本が置いてある場合は、どういう風にアプローチをしていくのですか?

菊池さん:そうですね、もちろん他社さんの本を悪く言うべきではないので、まずはヒアリングから入りますね。

「今この位置に置かれている本の売り上げってどんな感じですか?」 みたいに、客観的事実を知ることからですね。

もしその本の売れ行きが順調なのであれば、そこで強引に自社商品に替えてくださいというのは、書店さんの売上の損失につながりかねません。

一方で、「ちょっと微妙かな…」というような反応が返ってくれば、自社商品の特長や訴求ポイント、他店での売上データなどを交えながら、「ぜひこの商品を置いてみませんか?」 という感じで提案をしていきます。

玉田:そのようなアプローチをするんですね。

ちなみに営業の評価基準って、書店さんに仕入れてもらったときの金額と、実際に売れた金額のどちらになるんですか? 

菊池さん:これは、出版社さんによって評価基準は千差万別ですが、結果的には実際その本が書店でどれだけ売れたかになります。

例えば書店さんに50万円分本を仕入れてもらって、実際に25万円分売れたと言った場合、その25万円で評価されます。 

ちなみにひと昔前は、出版業界は市場としての成長が右肩上がりだったんですが、ご存じの通り最近は縮小の一途を辿っており、書店さんの仕入れのハードルも高くなってきています。 

ブックダムの事業①出版プロデュース

玉田:続いてなんですけれども、株式会社ブックダムさんの事業内容について、簡単にご説明いただけますか? 

菊池さん:はい、ありがとうございます。まず1つ目は、出版プロデュース事業を展開しています。

これは、マーケティングの選択肢の一つとして出版をすることで、自社の事業成長やブランディングなどに繋げたい企業様向けのサービスです。

よって本の著者となられるのは、基本的に経営者様のケースが多いです。

何のために、どのような本にしていきたいという、出版の目的部分の相談から始まって、 作った本の発売元となる出版社さんとのマッチングまで、お手伝いをさせていただくのが、初期段階のステップとなります。 

なんですけれども、言ってしまえばここまでのプロセスというのは、同業他社様も従来されていることであり、特別なことではありません。

この先に、ブックダム独自のプロセスがあります。

玉田:独自のプロセス…ですか? 

菊池さん:はい。まず1つ目の独自のプロセスなんですけれども、本が実際に完成するまでの間は、ブックダムが出版社様と著者様の間の第三者として介在します。 

出版社様と著者様の打ち合わせに同席して、製作過程のクオリティチェックや関係各位の適切なコミュニケーションを促すなどの役割を担います。

玉田:同業他社さんの場合だと、そこまではされないということですか? 

菊池さん:はい、基本的に書籍の製作は、著者と出版社の二者間で行われます。

ですが出版社には、それぞれに製作やプロモーションにおける判断基準があります。 

その部分は、著者様の視点からすると見えづらい場合が多いんです。

時として、その見えづらさが著者様に不完全燃焼感を生む場合が多いんです。 

著者様としても、出版社様としても、全員が同じ目的・目標を共有して全力を尽くせるように、ブックダムが第三者として介在をさせていただくということです。 

玉田:著者様の気持ちに寄り添った素敵なサービスですね。 

菊池さん:ありがとうございます。そしてもう一つの独自のプロセスなんですが、弊社は出版後も手厚くサポートをさせていただいております。 

その書籍を有効活用して、著者様がどのように事業を成長させていくのか、その戦略・戦術の部分まで 一緒に考えます。 

玉田:すごくサービスが手厚いんですね。でもそうなるとかなり金額が高くなってくるんじゃないですか? 

菊池さん:おっしゃる通り、頂く金額は決して安いものでは無いんですが、お客様にサービス内容を説明してから金額の話をすると、「なんでそんなに安いの?」と言っていただけることが多々あります。

ブックダムの事業②本のプロデュース事業

菊池さん:そして2つ目の事業が、書籍のプロモーションに関する知見やノウハウをベースにした書籍のプロモーション事業になります。 

これは既に本を書かれている著者の方や出版社の方から直接ご依頼をいただきます。 

本の販売促進、つまりはどのようにすれば多くの人に本を手に取ってもらえるかで悩んでおられる方のサポートをさせていただく事業です。

玉田:なるほど、ありがとうございます。ちなみにそのプロモーションというのは、例えばで言うと、本を置く位置や並べ方など、そのあたりのサポートをされるということですか? 

菊池さん:はい、それもありますね。あくまで販売促進施策そのものの戦略を軸としながらにはなりますが。 

そして、こういった販売促進に関するご依頼をいただける背景には、やはりたくさんの方が本をどうやって多くの人に手に取っていただくかに関して、 悩んでいらっしゃる事実があると考えています。

玉田:そうなんですか。すごく面白そうなビジネスですね!

簡単でないのはわかっていますが、自分も一度やってみたいと思うくらいです。 

菊池さん:そうなんですよ、面白いんです。ニッチだけど、とてもニーズがあるサービスなんですよね。

ブックダムの実績

玉田:ちなみになんですが、これまでブックダムさんがプロデュースされた本の売れ行きはどんな感じなのですか?

菊池さん:はい、現時点で弊社がすべて1からプロデュースして世に出てる本はまだ1冊で、今年中には5作ほどが出版される予定ではあるんですけども、今世に出てるその1冊が、おかげさまで大変たくさんの方にご購入いただいています。

玉田:具体的に何部ぐらい売れているんですか?

菊池さん:えっと、本の名前が『プロ目線のインスタ運用法』というのですが、今約5万7000部ですね。(2023年4月時点)

玉田:えぇ!いや、たぶんとても凄いんだと思うんですけど、僕があまり本の業界に詳しくなくて、規模感があまり把握できてないんですよね(笑)

すいません。

菊池さん:そうですよね(笑)

ちなみに今のご時世、1万部売れると「ヒット」と呼ばれるんですね。

5万部超える本っていうのは、毎年出てる約7万冊の新しい本の中でも、大体全体の1%ぐらいじゃないですかね。

>>商品ページ

玉田:7万冊出てたった1%ですか!5万部以上売れることがどれだけすごいか分かりました!

ちなみになんですけど、著者の方にはもちろん、印税という形でお金が入ってくるんですよね?

菊池さん:はい、もちろんお金は入ってくるのですが、印税ってとても微々たる金額なんですよね。

ですので初期投資としてお支払いいただいたサービス料金を、印税で回収しきるのは実は難しいんです。

だからこそ弊社は、その作った書籍をどうお客様のビジネスの利益に繋げて行けるかというところまで、プロデュースさせていただいてます。

そこに関してもしっかりとした自信があります。

 ブックダムのミッション、ビジョン

玉田:続いてなんですけど、菊池さん、ひいてはブックダムさんの今後のビジョンとか、何か大切にしていきたいことなどあれば、教えていただいてもよろしいでしょうか?

菊池さん:はい、ありがとうございます。ブックダムにも、他の会社さんと同じようにミッション、ビジョンがあります。

まずミッションが『本を通してプラスのエネルギーを循環させ続ける』、ビジョンが『読者の未来をめくる会社』というのを掲げさせていただいております。

サービスを提供する時、いつも一番に考えるのは読者の皆様のことです。

なぜなら本に関わるビジネスは、本を手に取ってそれを読んでくださる読者の皆様なしには成立しえないと考えているからです。

まずは読者の方々がどのような本を求められているのか、そしてその本を手に取った先にどんな未来を形作っていただけるのか、これらのことを一番大事にして、書籍の製作、プロデュースなどを行っていますね。

玉田:『読者の未来を”めくる”』っていう表現、ものすごく素敵だなぁって思いました。

菊池さん:ありがとうございます!

実はこのビジョンは私だけで考えたものではなくて、今一緒に仕事をしてくれているメンバー全員で考え出したもので、私自身もものすごく気に入っています。

玉田:なるほど、社員さんの意見も入ってできてるってところが、ものすごく価値がありますよね!

菊池さん:そうですね!

菊池さんが採用について考慮すること

玉田:今後会社を続けていくにあたって、新たに人を採用されることもあると思うんですが、

菊池さんは「こんな方と一緒に働きたい」などあったりしますか?

菊池さん:そうですね、まず本や出版っていうものに対して、興味・関心を持っていて、それに関する仕事がしたいと思ってくださっていることが、前提条件になるかなと思っています。

あまり経験か未経験かは問わなくて、あとはブックダムのミッション、ビジョンといったところに共感してくれるかどうかを重要視したいなって思います。

経験の差とかは、人材育成にとって適した環境や仕組みを会社として提供できれば埋められる部分だと思いますので。

菊池さんの選ぶおすすめの本

玉田:最後になるんですが、菊池さんの人生観や価値観を変えた本を1冊教えていただきたいです!

菊池さん:ありがとうございます、実は本日その質問いただけるのかなと思って、あらかじめ本を用意していまして(笑)

玉田:そうだったんですね!ありがとうございます!

菊池さん:それがこちらの「運気を引き寄せるリーダー〜7つの心得」というタイトルの本です。

引用元:© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates(https://onl.bz/P4BtUsm)

著者の方が田坂広志さんという方で、光文社から出ている新書になります。

私がこの本を実際初めて読んだのは2021年で、当時私は創業3年目。

迷いとか不安とかがかなりあって悩んでた時期でした。

そんな時に出会ったのがこの本だったんですけど、なんだか悩みとか不安とかが晴れるような感覚を得られる本でした。

玉田:ありがとうございます。具体的にその本のどんなところに惹かれたのですか?

菊池さん:そうですね。2つ心に残っている言葉がありまして、1つは「導きたまえ」という言葉です。

経営をしていると本当に悩み苦しむことが多いので、今自分がやっていることが正解なのか分からなくなる時があったりすると思うんですよね。

そんなときに持つ考え方として、見えない大いなる何かを信じて、「今はその大いなる何かから与えられた天命・使命に従って行動しているんだ」というものがあります。

そのような考え方が出来れば、起こる出来事や出会う人などは、自分に必要で起きていることと考えられるので、変に悩まなくてよくなります。

実際私自身もこのマインドを取り入れることができたときに、何が起こってもこれは今自分に必要なんだって思えるようになりました。

この一連の概念が、本の中では「導きたまえ」という風に表現されていました。

玉田:ためになる考え方ですね。

菊池さん:そしてもう一つは「ありがたい」という言葉です。

ありがたいって漢字で書くと、「有ることが難しい」って書くじゃないですか。つまりは良いことも悪いことも、存在していること自体がすごく尊いことなんですよね。

そう考えられると、辛く苦しい出来事も、前向きに捉えられると思います。

例えば大切な人の死は、命のありがたみをおしえてくれる出来事として捉えることが出来ますね。

~完~

いかがでしたでしょうか?

株式会社ブックダムの事業は、ただ本を作り、売るという淡白なものではないことがわかっていただけたのではないでしょうか?

株式会社ブックダムは、面と向かって仕事をする出版社さん、著者さん、書店さんへの思いやりはもちろん直接仕事では顔を合わせることのない、実際に本を手に取る読者のことも思いやる会社です。

このことを知ると、『読者の未来をめくる会社』というビジョンも、より一層素敵なものに見えてくるのではないでしょうか?

株式会社ブックダムに少しでも興味を持ってくださった方は、HPやSNSを覗いてみて下さるととっても嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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