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経営理念の例(中小企業)を紹介!抑えるべきポイントを解説!

参考になる経営理念を探しているが、規模が大きい企業の例ばかりで、いまいちピンとこない。


そのように感じていらっしゃる中小企業の経営者の方は、一定数おられるのではないだろうか?


よって今回は、下記のような方々に向けて「経営理念の例(中小企業)を紹介!抑えるべきポイントを解説!」と題して記事をお届けする。


・中小企業の経営理念はどうやって決めるのか


・中小企業の経営理念の具体例が知りたい


ぜひ最後までお付き合いいただきたい。





|経営理念についての概要


さて、中小企業の経営理念についての話題に入って行く前に、まずは経営理念が何かということついて簡単に説明しておこう。


経営理念とは?



経営理念は、企業の存在意義や目指す姿を示すものである。

日本語に忠実に定義すれば「事業を営んでいくことに関して大切にする考え方、価値観」ということができるだろう。

経営において、AとBの2つの選択肢が現れた時、どちらを選択すべきかは経営理念によって判断されるのである。


また経営理念には、「企業理念」「経営方針」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」など、意味や響きが似通ったワードが多数存在している。


経営理念とこれらの似通ったワードの違いについては下記の記事で詳しくまとめているので、経営理念を策定するならぜひご一読いただきたい。


>>経営理念とは何か簡単に解説!必要ないと言われるのはどうして?


経営理念の5つの意義とは?





経営理念の意義としては、例えば以下の5つが挙げられるだろう。


・企業の方向性を示す


経営理念は、企業の目指す方向性を示すものだ。


よって経営理念を明確にすることで、企業の全員が同じ方向を向いて活動することができる。



・企業の行動指針が明確となる


経営理念は、企業の行動指針を明確にするためのひとつの要素だ。


よって、経営理念が存在していることで、会社は行動指針を明確にすることができる。



・社員のモチベーションを高める


経営理念は、社員が仕事に誇りを持って取り組むための原動力となる。


よって、共感される経営理念を策定できていれば、
社員のモチベーションを高める役目も果たすことができる。


・企業の一体感を醸成する





・企業のブランド価値を高める


経営理念は、企業の価値観や信念を示すものである。


よって、企業のブランド価値を高める上で重要な役割を果たしてくれるのである。


このような意義があるために、経営理念は非常に重要だ。


ということで、あらかた経営理念に関する説明が終わったところで、ここからはメインの内容である「中小企業の経営理念の具体例」を見ていこう。


|経営理念の例(中小企業)を紹介!





まずは、中小企業の定義をはっきりさせておこう。


中小企業庁のHPによれば、中小企業とは業種別に下記のように定義されている。


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業種分類中小企業基本法の定義
製造業その他資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人



引用元:©2005,The Small and Medium Enterprise Agency,(https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html)
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よって今回は、上記の定義に従って、中小企業の経営理念を紹介していく。


中小企業の経営理念①株式会社大東


・事業内容・・・企業や地域の広報・宣伝支援事業、快適なオフィス・生活空間のプロデュース事業、アロマ事業など国内外へ向けた新しい“PR事業”


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経営理念

  1. お客様に必要とされる人間性豊かな人財になります。
  2. 経済社会の情報分野で優れた製品とサービスを提供し、企業の繁栄と、地域及び日本経済の健全な発展に貢献します。
  3. いかなる環境の変化にも揺るぎない強靱な企業体質を作ります。
  4. 地球市民として、環境問題・社会的貢献に積極的に取り組みます。




引用元:©株式会社 大東 Official Web Site(https://shukatu-man.hatenablog.com/entry/small-enterprises-20-choice)


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中小企業の経営理念②フジスター株式会社


・事業内容・・・アパレルの開発製造、インテリア事業


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経営理念・行動基準

変化を恐れず、挑戦を常態とする


昭和7年の創業以来、変化を恐れず、挑戦をしてきました。無謀な挑戦ではなく、ニーズを捉え、対応する事が、笑顔になってもらう商品・サービス提供に繋がると信じております。


利己的では本物のニーズを捉える事はできません。本物のニーズを捉える事ができるよう、儒教の五徳(仁義礼知信)を参考に、行動指針を掲げております。

  • ・思いやる気持ちを大切に、相手の気持ちになり考える
  • ・義理を重んじ、相手が困っている時こそ助ける
  • ・取引先、上司、部下等、周囲の人に敬意を払う。相手の年、肩書で優劣をつけない
  • ・知識と経験を基に、正しい判断をできるようになる
  • ・取引先、仲間を信頼する、そして信頼される人間になる




引用元:©2016 FUJISTAR.(https://fujistar.info/company/mission/)


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中小企業の経営理念③梅辰株式会社





・事業内容・・・梅にんにくの製造販売


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経営理念

・百年企業を目指します。

・お客様の満足と健康の向上を目指します。

・地域社会に貢献する企業を目指します。



引用元:©umeshin.co.,ltd. (https://www.ume-shin.co.jp/about/about-55734/)


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中小企業の経営理念④KYB-YS株式会社


・事業内容・・・自動車部品や輸送用機器などの開発・製造


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経営理念


「人々の暮らしを安全・快適にする技術や製品を提供し、社会に貢献するKYBグループ」

1.規範を遵守するとともに、何事にも真摯に向き合います。
2.高い目標に挑戦し、より活気あふれる企業風土を築きます。
3.優しさと誠実さを保ち、自然を愛し環境を大切にします。
4.常に独創性を追い求め、お客様・株主様・お取引先様・社会の発展に貢献します。


引用元:©KYB-YS Co., Ltd. (https://www.kyb-ys.co.jp/company/)


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中小企業の経営理念⑤すこやか工房


・事業内容・・・健康食品などの開発・販売


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経営理念


1,仲間とともに成長しよう
2,感動を共有する志事をしよう


引用元:©sukoyakakobo(https://corp.sukoyaka.co.jp/company/index.php)


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中小企業の経営理念⑥株式会社オティックス





・事業内容・・・自動車部品や自動車開発試作部品の設計・製造など


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経営理念


『和と努力』を基とし、常に創意工夫をもって、
品質の向上、コストの低減に努め、
会社の繁栄と社員の幸福を図り、社会に貢献する。


引用元:©OTICS Corp.(https://www.otics.co.jp/about/philosophy/)


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中小企業の経営理念⑦株式会社メトロール


・事業内容・・・工場の自動化に貢献する「高精度工業用センサ」の、開発・製造・販売


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経営理念


Let’s Go セプス(CEPS)!!


(CEPSは、下記の英語の頭文字をとったもの)

Customer Satisfaction(お客様満足)

Everyone Satisfaction(全社員満足)

Productivity(生産性)

Speed(スピード)

引用元:©METROL Inc. All Rights Reserved.(https://www.metrol.co.jp/about/outline/)


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|中小企業が経営理念を作る際に抑えるべきポイントは?





以上、計7社の経営理念の例についてまとめてきた。


そしてここからは補足情報として、中小企業が経営理念を作る際に抑えるべきポイントをまとめる。


まず大前提として、「共感される経営理念を作る」というのは、中小企業であろうと大企業であろうと必ず抑えていただきたいポイントである。


共感される経営理念については、下記の記事に詳しくまとめてあるので、必ずご一読いただきたい。


>>刺さりにくい経営理念とは?共感される理念を作るポイントについて解説!


これに加えて、中小企業だからこそ抑えていただきたいポイントも、いくつか挙げておこう。


①社員の意見を積極的に聞く


中小企業においては、少数精鋭で事業を行っており、経営者と社員の距離が近いことも多いだろう。


その分、社員の意見を積極的に聞くというのは実行しやすいわけなので、ぜひこのポイントは実行していただきたい。


②地域社会への貢献を意識する


中小企業の一般的な特徴として、地域に密着しているというものが挙げられる。


よって経営理念には、地域社会への貢献を盛り込むことが効果的であろう。


③あまりに現実身のない目標設定は避ける


中小企業は、大企業と比べて経営資源が限られている。


そのため、あまりにも大きな目標を掲げてしまうと、実現が難しく、社員のモチベーションを下げることにもつながりかねない。


もちろん自分の会社の将来性を過小評価するべきではないが、あまりに目標が高すぎて、現実味のないものになっていないかは意識しておきたい。


|この記事のまとめ


いかがだっただろうか?


今回は「経営理念の例(中小企業)を紹介!抑えるべきポイントを解説!」と題して記事をお届けした。


中小企業の経営者のみなさんが、今後経営理念の策定、見直しを行う際の参考になれば幸いである。


とは言え、いざ経営理念の策定・見直しをするとなった際に、具体的にどのようにすれば良いか判断するのは簡単なことではないだろう。


これは別の記事でもお伝えしていることだが、経営理念の意味合いはそれ単体で形作られるものではなく、その会社の事業内容や知名度、ミッション・ビジョン・バリューなどとの関係に大きく依存するからだ。





つまりそれぞれの会社にとってベストな経営理念は、それぞれの会社によって異なるのである。


そんな答えのない問題を解決するお手伝いをするのが、我々マイビジョンである。


マイビジョンは経営理念はもちろん、ミッション・ビジョン・バリューの策定、評価制度の構築や採用ブランディングなどをオーダーメイドで行っている。


お悩みの方は、ぜひ弊社に相談して欲しい。

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