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経営者インタビュー① AGパートナーズ株式会社 代表取締役 吉川泰一さん

現在、計3社の代表取締役を務められている、吉川泰一さん。

そんな吉川さんの現状を聞くと、大抵の人は次のように考えるのではないでしょうか?

「一気に3社も経営するなんて、ものすごく疲れるだろうに。」

「どうして1つの事業に絞らないのだろうか。」

ですが、吉川さんの考え方は、これらの常識的なものとは違っていました。

そしてそんな吉川さんの考え方の元になっているのは、ある”2つの揺るがない軸”だったんです。

今回のインタビューでは、吉川さんが現在の事業に取り組むようになったきっかけや、事業に懸ける想い、

そして今後の経営ビジョンなどについて伺いました。

ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。

~吉川泰一さんの基本情報~

  • 名前:吉川泰一(よしかわ やすかず)
  • 役職:AGパートナーズ株式会社 代表取締役CEO (➡HP)、荒玩工業株式会社 代表取締役、ヨシトレーディングス株式会社 代表取締役
  • 生年月日:1986年5月
  • 出身地:東京都
  • 各種SNS:InstagramTwitter

~インタビュー記事概要~

  • インタビュアー:株式会社マイビジョン 代表取締役CEO 玉田響

吉川さんを取り巻いていた”特別な環境”

玉田:本日はよろしくお願い致します!

吉川さん:はい、よろしくお願いします。

玉田:さっそくなのですが、現職に就くまではどのようなことをされていたのか教えていただけますか?

吉川さん:はい、新卒でとある大企業に就職し、6年間ほど働かせていただきました。我々の時代は、新卒でしか大企業には入れないような時代だったので。ですが既に大学時代から、ベンチャー企業のインターンで2年間がっつり営業をした経験があり、それが私の営業の原点になっています。

玉田:なるほど、ありがとうございます。その大企業にお勤めされていたところから、現在のような仕事をしようと思ったきっかけはなんだったんですか?

吉川さん:はい、私は親戚が多くいるのですが、実はその親戚が揃いも揃って会社をやっている、というような家系だったんです。大元のスタートは、私の祖父が立ち上げた会社で、私の父が3代目の社長になりました。そして私が現在4代目の社長になっています。これはAGパートナーズ株式会社とは別会社です。

家業を継ぎたいと強く思っていたわけではないですが、要は”自分の会社をやって当たり前”というような環境で育ってきました。

玉田:なるほど、めちゃくちゃ羨ましいですね。僕がいた環境って、起業するなんて言おうものなら、周りの人間に『無理だよ』とか『やめとけ』って、それしか言われなかったですから(笑)

ちなみに”会社をやるのが当たり前”という環境にいて、『自分も起業しなければいけない』と圧を感じたことはなかったですか?

吉川さん:いえ、そのような圧を感じたことはありませんでした。むしろ父としては、起業して会社をやることの大変さがものすごく分かっているからこそ、息子である私のためを思えば、大手の会社に勤め続けてくれた方が良いと考えていただろうと思います。

玉田:確かに、親は子の幸せが一番ですもんね。そんな状況の中で吉川さんが大手企業をやめて、『起業するなら今だ!』と決断されたきっかけって、何かあられたんですか?吉川さん:はい、その新卒で入社した大企業は、3年に1度のペースで転勤がありました。6年間働きひと区切りついたタイミングで、もう3年間この会社で働くのかどうかという岐路に立たされていたのですが、ちょうどその時父が病気をしていたんです。

もう3年働くことを選択すれば、その間は簡単に会社を辞めることはできません。そう考えたときに、『今が良いタイミングなのかな』と思い、退職・独立を決めました。

玉田:そのようなことがきっかけとしてあられたのですね。

~AGパートナーズ株式会社とは~

玉田:ちなみに、今回メインでお話いただく、AGパートナーズ株式会社さんの事業内容について簡単に教えていただけますか?

吉川さん:はい、実は事業内容っていうのがとても多岐に渡っていて、一言では説明が難しいんです。例えば国内向けで言えば、Amazonや楽天などで行うEC事業(=Electronic Commerce・電子商取引)だったり、あとは国内の企業様向けにOEM事業(=Original Equipment Manufacturing・製造受託)なんかもさせてもらっています。

具体的には、化粧品の製造や、大手マッサージチェーン店さんの消耗品なんかを作らせていただいています。他には、大手企業様のノベリティ(=企業が自社の商品やサービスの宣伝を目的として無料で配る物)なんかも作らせていただいていますね。

玉田:とても広い範囲で事業をされているのですね。

吉川さん:あとは今年から始まるもので言えば、つながりの強いマレーシアと日本の間のお菓子の輸出入をするために動いています。

要は何か一つの事業だけをやっている訳ではなく、人と人とのつながりを支えられるものだったり、世の中から求められているものだったりを組み合わせて、様々な事業をさせていただいています。

吉川さんとマレーシア

玉田:ちなみに先ほどマレーシアのお話が出てきたと思うのですが、吉川さんはどのようにしてマレーシアと繋がったのですか?

吉川さん:はい、私の家系はもともと製造業をメインにやっていました。そして日本が高度経済成長期の終盤に入ったころ、人件費はどんどん高騰していたので、それを受けて製造の拠点をマレーシアに移しました。

その時の工場長が私の父で、もうマレーシアとは40年以上も繋がりがあります。

玉田:ということは今現在も、お父様はマレーシアに住んでいらっしゃるのですか?

吉川さん:はい、もう40年以上マレーシアに住んでいます。

玉田:なるほど、そうなんですね。ということは、吉川さん自身もマレーシアには度々行かれていたんですか?

吉川さん:私は3歳までマレーシアに住んでいました。ですが当時のマレーシアはほぼ発展していなくて、とてもじゃないですが子育てができる環境ではなかったんですね。

なので3歳まではマレーシアに住んでいましたが、それ以降は私と母だけ日本に帰りました。それ以降マレーシアを訪れた機会というと、大人になってから旅行で行ったり、あとはマレーシアにも事業範囲を広げていきたいと思っているので、仕事関係で訪れたりという感じですね。

?マレーシアで撮影された1枚

吉川さんが持つ2つの”揺るがない軸”

玉田:なるほど、本当に様々な範囲での事業展開をやっておられるのですね。ちなみに今の吉川さんのように、AGパートナーズさんの事業に加えて、他にも家業の会社も経営するとなると、やりがいもある反面ものすごく大変でしんどいのではないかと思うのですが・・・。

吉川さん:あまりしんどいとか、大変だと思ったことはないですね。なぜなら、事業を行う上での信念と言いますか、軸ははっきりしてるからなんです。

玉田:軸・・・ですか?

吉川さん:はい、その軸というのは2つありまして、『マレーシアを始めとしたアジアとの懸け橋となる』ことと『マタニティ世代や子育て世代のママさんを支える』です。

確かにやっている事業の種類は多岐に渡り、それだけ見れば大変そうだと思うかもしれませんが、実はどの事業も基本的にはこの2つの軸に帰結していくんです。逆に言えば、この2つの軸を元に、自分にやれそうなことをどんどんくっつけて行っているという、ただそれだけなんです。

玉田:そうだっだんですね。ちなみに2つ目の軸として挙げてくださった『子育てママさんやマタニティ世代を支える』という軸は、どこから来ているのですか?

吉川さん:”今思えば”ですが、私の家業は、子ども向け玩具の製造だったんですよね。特別意識したことはなかったですが、私の意識に少なからず影響を与えていたのかもしれません。

あとは、一緒に働いてくれている従業員の中にも、割と子育て世代が多いっていうのが、影響しているんではないかと思います。

ちなみに今AGパートナーズで一緒に働いてくれている仲間は、私含めて8人で、私以外は全員女性です。

吉川さんが考える”長く続くための会社経営”とは

玉田:僕は今起業して1年目で、もちろんなんですが、出来るだけ長く会社を存続させたいって思ってるんですよね。それに関連してなのですが、吉川さんが現在経営されている会社を長続きさせるために考えている施策などはあったりしますか?

吉川さん:はい、これは私の個人的な考えなのですが、短期的に大きく成果を出そうとする会社って、短命に終わってしまうと思うんですよね。なぜなら、一瞬の利益を追求してしまうと、どうしてもお客様のことが見えなくなってしまいますから。

そうなると、お客様は自然と離れて行ってしまいます。

玉田:確かにそうですね。

吉川さん:私は、これだけ似たようなサービスが乱立した世の中で、会社として生き残っていくためには、サービスももちろんですが、人、会社を信用してもらうことが必要不可欠だと考えています。

玉田:「あなただから任せたい」「あなたの会社だから任せたい」という形を作り出すという事ですね。

吉川さん:その通りです。だからこそ私は、本当に価値のあるサービスを提供し、まっとうな対価を頂きながら、長期的にお客様が増えていくような経営を意識しています。

もちろん、短期的に大きく利益を出して、そのままバイアウトするというのも、立派なビジネス施策の1つであることは否定しません。

吉川さんがおすすめする1冊

玉田:最後になるのですが、僕自身実は本がとても好きで、本によって自分の価値観が変わったなって経験が何度かあるんです。それでなんですけど、吉川さんが読んだ本の中で、「これは人生変わったな」とか「価値観や考え方が変わったな」って思う1冊があれば、教えていただきたいです。

吉川さん:私も実は、結構本を読む人間で、読みすぎてどれがどの本か覚えていないぐらいです(笑)

玉田:なるほど、すごいですね(笑)

吉川さん:あともう一つ、「この本だ!」と一冊に絞れない理由があります。それは私が、情報のすべてを鵜呑みにしてしまうのは違うと思っているからです。

玉田:と、言いますと?

吉川さん:1冊の本には、様々ことが書いてあると思うのですが、私はそれらの情報の中でも、自分でしっくり来たものは取り入れますし、そうでないものは取り入れません。なので、どの本にも参考にしたところもあれば、逆に参考にしなかったところもあります。

玉田:取り入れる情報については、ご自身で常によく吟味しておられるということなんですね。

吉川さん:はい、その中でも私があえて本を挙げるとするならば、稲盛和夫(いなもりかずお)さんの本はよく読んでいましたね。少し古い昭和の考えなのかもしれませんが、やっぱり今の日本があるのって、先人たちが頑張ってくれたからだと思うんです。

だから、彼らの言っていることが間違いってことは決してないと思ってます。大事なのは、今の私たちが彼らの言っていることをどういう風に理解して、現代に置き換えてどのように実践していくかだと思っていますから。

稲盛和夫さんの本の中でも、特に『生き方』はベンチャー時代の先輩に薦めていただいて購入してから15年以上、節目節目で読ませて頂いています。

引用元:© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates(https://onl.bz/qjbXyW6)

あと漫画で言えば、サラリーマン時代に島耕作さんの作品は全巻読みました。サラリーマン時代って、どうしても疲れちゃって、サボりたい時期とかあるじゃないですか(笑)

もちろん自分のやるべきことは済ませた上でですが、漫画喫茶に入って読んでました。

引用元:© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates(https://onl.bz/5Qt3M7C)

玉田:確かに、サラリーマンってそんなときもありますよね(笑)

吉川さん:島耕作さんって、かなりぶっ飛んだ人生観をされている方ではあると思うんですが、やっぱり男としてはかっこいいなって思います。いろんな世界を渡り歩いてきている方なので。

多分30代とか40代の方に島耕作さんの話をすると、とても盛り上がると思いますよ。

玉田:ありがとうございます!絶対読みます!

~完~

いかがでしたでしょうか?

今回インタビューにお答えいただいたのは、AGパートナーズ株式会社含め、計3社の代表取締役を務められている、吉川泰一さんでした。

吉川さんがお持ちになっている揺るがない軸とは、『マレーシアを始めとしたアジアとの懸け橋となる』ことと『マタニティや子育て世代のママさん、そして子どもたちを支える』ことの2つでしたね。

吉川さんが取り組むのがどんな事業であろうとも、常に根本の部分は一貫しているわけです。

吉川泰一さん、そしてAGパートナーズ株式会社さんに少しでも興味を持った方は、ぜひ一度HPやSNSをチェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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