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経営理念とは何か簡単に解説!必要ないと言われるのはどうして?




経営理念は、企業経営において重要な役割を果たす。


よって経営理念を明確にすることで、企業は様々なメリットを得ることができる。


しかし昨今は、経営理念は必ずしも必要なものではないという見方もある。


ということで今回は下記のような想いを持った経営者の方々に向けて「経営理念とは何か簡単に解説!必要ないと言われるのはどうして?」と題して記事をお届けする。


・経営理念が何か、より深く理解したい


・経営理念は必要ないと主張する人の意見を知り、見識を深めたい


・企業理念、経営戦略、行動指針などとの違いを明確にし、より有意義な経営理念を作りたい


この記事を最後まで読んでいただければ、これらの想いが実現に近づくことをお約束しよう。





|経営理念とは何か簡単に解説!

ここからはさっそく、経営理念に関する”いろは”を、出来るだけ分かり易く簡単に説明していく。

経営理念の定義


似た意味の言葉が多い経営理念だが、その定義は「経営」と「理念」の2つに分けて考えることで、簡単に理解することができる。

まず経営とは、事業を営むこと、また、その運営のための仕組みのことを指す。

一方の理念とは、ある物事において「このようにあるべき」という根本となる考えを意味するものだ。

よって経営理念とは、「事業を営んでいくことに関して大切にする考え方、価値観」ということができるだろう。

経営において、AとBの2つの選択肢が現れた時、どちらを選択すべきかは経営理念によって判断されるのである。

もちろん、人によってはそれぞれの主観を交え、異なった定義をすることもあるだろう。

あくまでも、”日本語に忠実に定義した場合”は、このような意味になる。


次は、経営理念とよく混同される様々な要素と、経営理念の関係について見ていく。

経営理念と経営戦略の違い

経営理念は、「事業を営んでいくことに関して大切にする考え方、価値観」である。

一方、経営戦略は、経営理念を実現するために、企業が取るべき具体的な方針や計画である。

例えば、リンゴを売るのか、みかんを売るのかという2つの選択肢が現れた時、どちらを選ぶかは経営理念によって判断され、結果リンゴを売るという経営戦略が実行されるわけである。

経営理念と企業理念の違い

企業理念は、企業の存在意義や使命を企業が内外に示すものであり、経営理念も、企業の経営において重要な役割を果たすものであるという点で、2つは似通っている。

しかし、企業理念は、経営理念よりも広い概念であり、経営理念を含めた企業の価値観や信念を示すものであると言える。

経営理念と行動指針の違い

行動指針は、経営理念に基づいて企業が起こす、具体的な行動のことだ。

一方、経営理念は、企業の存在意義や使命を示すものであるという点で、行動指針よりも抽象的な概念であると言える。

経営理念とミッション・ビジョン・バリューの関係

下記の画像は、弊社が作った「経営理念とミッション・ビジョン・バリューの関係性」を表した図である。

つまり経営理念は、ミッション・ビジョン・バリューの総称なのである。

経営理念の意義とは?

ここまで、経営理念とは何かという観点から見てきたが、ここからはその意義についても詳しく見ていきたい。

今回紹介する経営理念の意義は、以下の6つである。

 

経営理念の意義①企業の方向性を示す

経営理念は、企業の目指す方向性を示すものだ。


よって経営理念を明確にすることで、企業の全員が同じ方向を向いて活動することができる。

例えば、経営理念が「お客様の喜びを創造する」であれば、企業は常にお客様の視点に立って、新しい価値を創造することに注力することとなる。

また、経営理念が「社会に貢献する」であれば、企業は社会の課題を解決するために、自社の事業を活用することに注力することとなる。

このように、経営理念を明確にすることで、企業の目指すべき方向性も明確になり、全員が同じ方向を向いて活動することができるようになるのだ。



経営理念の意義②企業の行動指針が明確となる

経営理念は、企業の行動指針を明確にするためのひとつの要素だ。


経営理念に基づいて、企業は意思決定や行動をすることができる。

例えば、経営理念が「利益を追求する」であれば、企業は利益を最大化するために、様々な意思決定や行動をとることとなるだろう。

また、経営理念が「人材を大切にする」であれば、企業は人材育成や働きやすい環境づくりに注力することとなるだろう。

このように、経営理念が存在していることで、会社は行動指針を明確にすることができるのである。



経営理念の意義③企業の価値を示す

経営理念は、企業の価値に始まり、考え方や信念を示すものであり、それらを顧客や社会に伝えることができる。

例えば、経営理念が「誠実な取引を心がける」であれば、企業は誠実な取引をすることで、顧客の信頼を得ることができるだろう。

また、経営理念が「環境に配慮する」であれば、企業は環境に配慮した事業活動をすることで、社会から評価されることができるだろう。

このように、経営理念は企業の価値を示すことで、企業の魅力を顧客や社会に伝えることができるのである。






経営理念の意義④社員のモチベーションを高める

経営理念は、社員が仕事に誇りを持って取り組むための原動力となる。


経営理念に共感できる社員は、仕事にやりがいを感じ、仕事への意欲が高まるのだ。

例えば、経営理念が「お客様の喜びを創造する」であれば、社員はお客様の喜ぶ顔を見るために、仕事に取り組むことができる。

また、経営理念が「社会に貢献する」であれば、社員は社会の役に立つために、仕事に取り組むことができる。

このように経営理念は、社員が仕事に誇りを持って取り組むための原動力となることで、社員のモチベーションを高める役目も果たすことができる。



経営理念の意義⑤企業の一体感を醸成する

経営理念は、企業の全員が同じ目標に向かって一致団結するための基盤となる。


経営理念を共有することで、企業の全員が同じ方向を向いて活動することができるのだ。

例えば、経営理念が「世界中の人々の暮らしを豊かにする」であれば、企業の全員が世界中の人々の暮らしを豊かにするために、一致団結して取り組むことができる。

このように、経営理念は、企業の全員が同じ目標に向かって一致団結するための基盤となることで、企業の一体感を醸成することができるのである。



経営理念の意義⑥企業のブランド価値を高める

経営理念は、企業の価値観や信念を示すものであり、企業のブランド価値を高める上で重要な役割を果たす。


経営理念に共感できる顧客や社会は、その企業の製品やサービスに好感を持ち、信頼を寄せるようになるだろう。

例えば、経営理念が「誠実な取引を心がける」であれば、顧客は安心してその企業の製品やサービスを利用することができる。

また、経営理念が「環境に配慮する」であれば、社会はその企業の製品やサービスを評価するようになる。

このように、経営理念は、企業の価値観や信念を示すことで、企業のブランド価値を高める役目も果たしてくれるのである。




以上、経営理念の意義について、詳しく説明した。


経営理念は、企業経営において重要な役割を果たすものであり、企業の成長と発展に欠かせないものと言えるだろう。

どんな経営理念を作るべきなのか?





結論から言うと、多くの人に共感される経営理念を目指すべきである。

会社は、その会社の社員、顧客、そして会社が所属する地域社会などの協力なしには成立し得ない。

よって、そんな協力者に共感してもらえる経営理念を組織として掲げることが、非常に大切なのである。

より詳細な内容に関しては、下記の記事でまとめているので、ぜひ併せてご覧いただきたい。


>>刺さりにくい経営理念とは?共感される理念を作るポイントについて解説!

|経営理念が必要ないと言われる理由は?

ここまでは概ね、経営理念は組織に必要なものとして話を進めてきた。

しかしながら昨今は、「経営理念は不要である」という意見を耳にすることがある。




いったいなぜなのだろうか。

調べてみると、大きく以下の3つが理由であることが分かった。



経営理念が必要ないと言われる理由①経営理念が抽象的で、具体的な行動につながらない

経営理念は、企業の存在意義や使命を、普遍的な形で表した基本的価値観の表明である。


そのため、経営理念は抽象的な内容になりやすく、具体的な行動につながりにくいという指摘がある。

例えば、経営理念が「お客様の喜びを創造する」であり、使われている言葉になんの定義付けもされていない場合、具体的にどのような行動をすればお客様の喜びを創造することができるのか、明確にすることは難しいだろう。

このように、経営理念が抽象的で、具体的な行動につながらない場合、経営理念は無駄なものになってしまうと言える。



経営理念が必要ないと言われる理由②経営理念が社員に浸透していない

経営理念が社員に浸透していない場合、経営理念は企業の行動指針を明確化するものとして機能しにくくなる。

例えば、経営理念が「誠実な取引を心がける」であったとする。


そして社員がそんな経営理念に共感し、誠実な取引を心がけて行動するようになれば、経営理念は企業の行動指針を明確化するものとして機能するだろう。

しかし、経営理念が社員に浸透しておらず、社員が経営理念に共感していない場合、経営理念は無駄なものになってしまうと言える。



経営理念が必要ないと言われる理由③経営環境の変化に適応できない

経営環境は常に変化している。


そのため経営理念は、時代の変化や経営環境の変化に合わせて、見直しや修正を行うことが重要だ。

しかし、経営理念が見直しや修正されずに、時代の変化や経営環境の変化に対応できていない場合、経営理念は企業の行動指針として機能しにくくなるだろう。

経営理念は”質”がものを言う

以上、経営理念が必要ないのではないかと言われてしまう理由についてまとめた。

経営理念は、企業経営において重要な役割を果たすものであり、企業の成長と発展に欠かせないものと言える。


しかし、経営理念が抽象的で、具体的な行動につながらない、社員に浸透していない、経営環境の変化に適応できていないなどの場合は、経営理念は意味をなさなくなってしまうのである。

しかしこれらの問題は、経営理念の質が低いために起こるものである。

質の高い経営理念は、会社運営において大きなメリットをもたらすのは確実だ。

そのため、経営理念を策定する際には、以下のポイントを押さえることが重要である。



・具体的な行動につながる内容にする


・使われてる言葉のひとつひとつをしっかり定義づけする


・社員に浸透させるための取り組みを行う


・定期的に見直しや修正を行う

経営理念をしっかりと策定し、運用することで、企業の成長と発展につなげることができるだろう。

|この記事のまとめ

いかがだっただろうか?

今回は「経営理念とは何か簡単に解説!必要ないと言われるのはどうして?」と題して記事をお届けした。

この記事を通して、経営理念の”いろは”について少しでも理解を深めていただけたのであれば、嬉しい限りである。


ただ、具体的にどのような経営理念を作成すれば良いのかを判断するのは、簡単なことではない。

そんな問題を解決するお手伝いをするのが、我々マイビジョンである。

マイビジョンは経営理念はもちろん、ミッション・ビジョン・バリューの策定、評価制度の構築や採用ブランディングなどをオーダーメイドで行っている。

お悩みの方は、ぜひ弊社に相談して欲しい。

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