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会社のビジョンの決め方・作り方は?具体的な方法を徹底解説!


ビジョンは、会社の将来の姿や目標を明確にしたものであり、企業経営の指針となるものだ。



ビジョンが明確になっていれば、社員が同じ方向を向いて一致団結して行動することができ、企業の成長につながる。


しかし、ビジョンを決める際には、何を重視してどのような内容にすればよいのか、迷う方も多いだろう。


そこで今回は「会社のビジョンの決め方・作り方は?具体的な方法を徹底解説!」と題して、以下のような内容についてまとめる。


・ビジョンの定義や重要性について


・ビジョンを決める・作成する具体的な5つのステップ


・ビジョンを決定・作成する際に気を付けたいポイント


・作ったビジョンを社内に浸透させる方法


会社のビジョンの作り方・決め方が分からない、作ったもののいまいち浸透していかないというような悩みを持った経営者の方は、ぜひ参考にしていただきたい。





|ビジョンの定義や重要性について


まずは、ビジョンの定義と重要性について見ていく。



ビジョンの定義


ビジョンとは一言で言えば、「会社の目指すべき方向性」である。


また、ミッション、バリューと共に、経営理念を構成する要素の内の1つだ。


例えば我々マイビジョンのビジョンは「仕事の常識を変え、世界一非常識な会社を創る」である。


我々はこのような目標を持って、事業を行っている。


ビジョンの重要性について


会社におけるビジョンは、下記のような理由で重要であると言える。


1,企業の方向性や価値観を示し、社員を一致団結させる


ビジョンは、企業が目指す将来像や、その実現に向けてどのような価値観を大切にしているかを示すものだ。


ビジョンが明確になっていれば、社員は企業の目指す方向性を理解し、一致団結して行動することができる。


一致団結して行動できるようになることで、具体的には以下のような効果が期待できるだろう。


・社員のモチベーション向上


・社員の一体感醸成


・社員の創造性やイノベーションの促進


例えば、ビジョンが「世界中の人々の生活を豊かにする」であれば、社員は「世界中の人々のために、より良い製品やサービスを提供したい」という共通の目的意識を持つことができる。


この共通の目的意識によって、社員は自分の仕事の意味や価値を理解し、仕事に対するモチベーションを高めることができる。


また、同じ目的に向かって一致団結することで、社員の一体感も醸成されるのだ。


さらに、ビジョンは社員の創造性やイノベーションの促進にもつながる。


ビジョンが明確になっていれば、社員は「自分たちの仕事が、どのようにしてビジョンの実現に貢献できるのか」を考え、より創造的なアイデアや提案をすることができるようになる。





2,企業経営の指針となる


ビジョンは、企業経営の指針となるものだ。


よって質の高いビジョンが設定されていれば、企業経営の指針が明確化され、それをもとに決定される会社の様々な重要項目も質の高いものとなり、企業の成長を実現することができる。


ビジョンの影響を受け決定される会社の重要な項目には、具体的に下記のようなものがある。


・経営戦略


・事業計画


・意思決定の基準 など


例えば、ビジョンが「世界No.1のソフトウェア企業になる」であれば、経営戦略は「世界中の企業にソフトウェアを提供する」ことに焦点を当てたものになる。


また、事業計画は「世界中の企業のニーズを満たすソフトウェアを開発・提供する」という目標を達成するために、具体的な施策を定めることになるだろう。


さらにビジョンは、意思決定の基準としても機能し、ビジョンと整合しない意思決定は、企業の成長を阻害する可能性が出てくる。


そのため、ビジョンに基づいて意思決定を行い、企業の成長をより確実に実現する必要があるのだ。


3,ステークホルダーの信頼を獲得する


ビジョンは、ステークホルダーの信頼を獲得する役割も果たす。


ステークホルダーとは、企業が経営をするうえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者のことだ。


具体的には株主、経営者、従業員、顧客、取引先などが挙げられる。



ビジョンが明確であれば、ステークホルダーは企業の将来性や価値観を理解し、安心して付き合うことができるだろう。


例えば、ビジョンが「社会課題を解決する」であれば、ステークホルダーは「社会に貢献する企業である」と認識し、好感を持ってくれるだろう。


この好感は、投資家からの投資や、取引先との取引の拡大、従業員の採用や定着など、企業の成長につながる。


このように、ビジョンは企業の成長や発展に欠かせない重要な要素だ。


ビジョンを明確にすることで、企業経営を成功に導くことができるのである。


|会社のビジョンの決め方・作り方を具体的に解説!





ここまでは、会社におけるビジョンの重要性について述べてきた。



そしてここからはみなさんお待ちかねであろう、会社のビジョンの具体的な決め方・作り方について、全5ステップで解説をしていく。


ステップ1,会社の事業内容を今一度確認する。


ビジョンを作成・決定するためのステップ1は、会社の現在の事業内容を今一度確認することだ。


この認識があいまいなままだと、せっかく経営理念を作っても、的外れなものとなってしまう。


特に事業内容が多岐に渡っている会社の場合は、このステップはさらに重要である。


具体的には、次の項目への回答を考えてみるといいだろう。


・自分の会社は誰に向けて、どのようなサービス・製品を提供しており、その結果どのような未来を提供しているのか?


・事業内容が多岐に渡っているなら、それらに共通している想いは何なのか?


ステップ2,会社が置かれている現状を確認する


ビジョンを作成・決定するためのステップ2は、会社が置かれている現状を確認することだ。


ビジョンは、企業の将来の理想像を示すものでもある。



そのため、まずは現在の事業内容をしっかりと把握しておくことが重要だ。


具体的には、以下の内容を整理すると良いだろう。


・事業領域


・事業の強み・弱み


・競合状況


会社の現状を把握することで、企業の強みや弱み、競合他社との比較などを客観的に評価することができる。


そしてこの評価をもとにビジョンを作成することで、具体的な目標や取り組みを検討しやすくなるのだ。





ステップ3、会社の価値観がどのようなものか考える


ビジョンを作成・決定するためのステップ3は、会社の価値観がどのようなものか考えることだ。


ビジョンは、企業の目指す方向性や価値観を示すものである。


そのため、会社の価値観を明確にしておくことが重要になる。


会社の価値観を明確にすることで、会社の価値観と整合したビジョンを作成することができる。


また、社員がビジョンを理解し、共感して行動するための土台を築くこともできるのである。


ステップ4、会社の将来象をイメージする


ビジョンを作成・決定するためのステップ4は、会社の将来像をイメージすることだ。


ビジョンは、企業の将来像を示すものである。


よってビジョンを考えるうえで、具体的にどのような姿を目指したいのかイメージすることは、必要不可欠だ。


具体的には以下の内容について、会社の将来象をイメージするといいだろう。


・どれくらいの社員数になっているか?


・どの地域で事業を行っているか?


・どのような事業内容になっているか?


・どのような人に必要とされているか?


・どのような価値を提供しているのか?


このように、会社の将来の姿をイメージすることで、ビジョンの具体的な目標や取り組みを検討しやすくなる。


また、社員がビジョンを実現するための意欲やモチベーションを高めることができる。


ステップ5、実際にビジョンを作成する


ここまでしてやっと、最終ステップであるビジョンの作成に入ることができる。


このステップでは、はじめから文章を作ろうとするのではなく、まずはワードの抽出から行うことがお勧めである。





ステップ4までで明確にしてきた会社の価値観や将来像などを表すワードをとにかく書き出すのである。


そのワードを組み合わせていくことで、ビジョンが徐々に形になっていくだろう。


そしてこの5つのステップは、経営者一人で進めるのではなく、会社をよく知る人と一緒になって進めていくことをお勧めする。


そうすることで、1人では出せないアイデアが出たり、気付けない側面に気付いたりするので、固定観念にとらわれないビジョンを作成することが出来るだろう。


以上が、会社のビジョンを作る具体的な手順である。


それぞれのステップを丁寧に進めることで、社員やステークホルダーに共感され、企業の成長につながるビジョンを作成することができるだろう。


ビジョンを作成・決定するときに気をつけたいポイントは?

ビジョンを作成する際には、以下のポイントに注意することが大切だ。


①現実的な内容にする


ビジョンでは、実現可能な目標を掲げることが重要である。


あまりに現実的でないビジョンは、社員のモチベーションを下げ、実現が困難になる可能性が考えられる。


②具体的にするor使うワードを定義づけする


ビジョンにおいては、具体的な言葉で表現するor抽象的なワードは定義づけをすることが重要である。


これらをきちんと行っておくことで、社員がビジョンを理解しやすくなり、具体的な行動につなげやすくなる。





③変化に対応できるものにする


ビジョンは、時代の変化や環境の変化に対応できることが重要だ。


変化に対応できないビジョンは、時代遅れとなり、企業の成長を阻害する可能性がある。


④経営者一人では決めず、社員の意見を聞いてみる


ビジョンは、経営者一人だけではなく、会社の社員全員で共有していくべきものである。


よって、ビジョンの作成に当たっては、社員の意見を取り入れるようにすることで、浸透しやすいものになるだろう。


また、先にも説明したが、ビジョンはミッション、バリューとともに経営理念を構成する要素の1つである。


よって、ビジョンを作成・決定する際には、経営理念を作成・決定するために気をつけるべきポイントも考慮する必要がある。


経営理念に関して気をつけたいポイントは、下記の記事でまとめているので、是非合わせて御覧いただきたい。


>>刺さりにくい経営理念とは?共感される理念を作るポイントについて解説!


|作成・決定したビジョンを社員に浸透させる方法は?






さて、実際に素晴らしいビジョンが完成したとしても、それが社員に浸透しなければ、まったくの無意味である。


ということでここでは、作成・決定したビジョンを社員に浸透させる方法について解説する。


例えば、下記のような方法が考えられるだろう。


①ビジョンを社員一人ひとりに伝える


ビジョンを浸透させるためには、まず社員一人ひとりにビジョンを理解してもらうことが重要だ。


そのため、経営者や経営幹部が、社員向けの研修や説明会などを通じて、ビジョンの重要性や内容を繰り返し伝えることが大切だ。


②ビジョンを行動につなげる具体的な目標や取り組みを示す


ビジョンは、抽象的な言葉で表現されることも多いため、社員が具体的に何をすればよいのかを理解できないことがある。


そのため、抽象的なワードの定義づけをすることに加え、ビジョンを実現するための具体的な目標や取り組みを示し、社員が行動に移しやすい環境を整えることが重要だ。


具体的には、ビジョンの内容を体現するような評価制度や社内の仕組みを導入することが考えられるだろう。


③ビジョンを達成するために、社員の意見やアイデアを活かす


ビジョンを実現するためには、社員一人ひとりの協力が必要不可欠である。


そのため、社員の意見やアイデアを積極的に募集し、ビジョンの実現につなげることで、その浸透にも近づくといえるだろう。


また、ビジョンを浸透させるためには、時間と継続的な努力が必要だ。


一朝一夕で浸透させることは難しいため、長期的な視点で取り組むことという姿勢を忘れないで欲しい。




|この記事のまとめ


いかがだっただろうか?


今回は「会社のビジョンの決め方・作り方は?具体的な方法を徹底解説!」と題して記事をお届けした。


今回の記事を読んで、ビジョン作成の手順がより具体的にイメージできるようになったのなら嬉しい限りである。


とは言え、実際に1から会社のビジョンを作成することは、難易度が高いと感じる方もいるだろう。


そんな悩みを解決するお手伝いをするのが、我々マイビジョンである。


マイビジョンは経営理念はもちろん、ミッション・ビジョン・バリューの策定、評価制度の構築や採用ブランディングなどをオーダーメイドで行っている。


お悩みの方は、ぜひ弊社に相談して欲しい。

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